散逸構造論(2)ゆらぎ
散逸構造論の重要なキーワードである「ゆらぎ」について。
そもそも、
「エントロピーがなぜ増大するか?つまり、なぜ秩序は無秩序になるのか?」というと、単純に「何の意思も持たない粒子が、適当に動いているのだから、確率的に言って、無秩序になっていくだろう」ってことにすぎない。
つまり、確率的に言って、「無秩序になりやすい」っていう程度であり、「絶対に無秩序になる」というわけではない。
でも、たしかに。何億個のもの粒子が、一斉にある場所に向かって動き出し、一箇所に集まって、ある秩序を構築する……な〜んて偶然はさすがに起こりそうもない。
だが。そのうちの、「何個かの粒子がたまたま一箇所に集まる」
……という偶然なら、あってもよさそうだ。つまり、たくさんの粒子が、ランダムに動いているのだから、そのうちの何個かが、「たまたま、ある秩序を作る」という可能性は確率的に十分にあるのだ。
このエントロピー増大に逆らって、局所的に小さな秩序を作る可能性のことを『ゆらぎ』と呼ぶ。

祝!書籍化!
本サイトが本に!
|

祝!2冊目!
書き下ろしが本に!
|

祝!3冊目!
バキの人が表紙に!
|

祝!4冊目!
またバキの人が!
|

祝!5冊目!
ポプテピが表紙に!
|

祝!6冊目!
哲学者が女の子に!
|

祝!7冊目!
ゆうきゆう先生 の人が表紙に!
|

祝!8冊目!
なぜか急に
むし食い漫画!
|

祝!9冊目!
初めて小説書いたら
佐藤優絶賛!
|
祝!10冊目!
なぜか急に
〇〇Tuber漫画!
|
|
|