散逸構造論(2)ゆらぎ

散逸構造論の重要なキーワードである「ゆらぎ」について。

そもそも、
エントロピーがなぜ増大するか?つまり、なぜ秩序は無秩序になるのか?」というと、単純に「何の意思も持たない粒子が、適当に動いているのだから、確率的に言って、無秩序になっていくだろう」ってことにすぎない。

つまり、確率的に言って、「無秩序になりやすい」っていう程度であり、「絶対に無秩序になる」というわけではない。

でも、たしかに。何億個のもの粒子が、一斉にある場所に向かって動き出し、一箇所に集まって、ある秩序を構築する……な〜んて偶然はさすがに起こりそうもない。

だが。そのうちの、「何個かの粒子がたまたま一箇所に集まる
……という偶然なら、あってもよさそうだ。つまり、たくさんの粒子が、ランダムに動いているのだから、そのうちの何個かが、「たまたま、ある秩序を作る」という可能性は確率的に十分にあるのだ。

このエントロピー増大に逆らって、局所的に小さな秩序を作る可能性のことを『ゆらぎ』と呼ぶ。


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