<あるコンピュータウィルス作成者の言葉>
「たとえ、私がどんなに知性的な人工生命をコンピュータの中で作ったとしても、
誰もそれを「生命」だとは受け容れてはくれないだろう。
だが、私の人工生命たちが、コンピュータネットワークという海に流れ出し、
彼等が、人間という外敵から生き延びるために進化し続けた結果、
人間と対等に戦えるようになったとき・・・・
そして、人間が、―空気中の細菌同様に―
ネットワークから人工生命を撲滅することが、もはや不可能だと悟ったとき・・・
人間は、初めて彼らを「生命」だと認めるだろう。
私の夢は、そのようなコンピュータウィルスを作り上げ、世界にばらまくことである」
|