レイン開発日誌122004年1月23日
知能系と言っても、原理的には、 「入力された数字に、なんらかの数学的処理をして、 別の数字に変換して出力する」 ということをやっているだけにすぎない。 さて。 今、この知能系をJAVA言語によるプログラムで作ろうとしているが、 プログラム(アルゴリズム)というのは、つまるところ、 以下の4種類の文で、構成されている。 1)代入文 2)四則演算文 (+、−、×、÷) 3)判断文 ( i f 文) 4)繰り返し文 ( w h i l e 文) 実を言えば、これしかない。 もちろん、この他に、ウィンドウを出したりとか、文字を画面に表示するとか、 WindowsなどのOS(オペレーティングシステム)を動かすための 特殊な命令はあるが、単に「数字だけ」を取り扱うのであれば、 本当にこの4種類でしかない。 これは、C言語だろうが、JAVA言語だろうが、みんな同じだ。 天才プログラマーが作ろうと、日曜プログラマーが作ろうと、 業務用プログラムでも、フリーのプログラムでも、 「長い」とか「複雑」とかの違いはあっても、 つまるところは「この4種類の文の羅列」にすぎない。 ちょっとひとつひとつ説明してみよう。 1)代入文 a = 3 b = 2 これは、変数a、b(数字をいれる箱だと思えばいい)に、 3とか2とかの具体的な数字を代入することである。 2)演算文 (+、−、×、÷) c = a + b これは、計算することである。 なお、計算は、+、−、×、÷の4種類しかない。 3)判断文 ( i f 文) i f ( c > 4) { c = c + 10 } これは、i f ( )の中の条件式が正しいとき、{ }の中を実行せよ という記述である。 上の場合、「もし c が4より大きかったら、c に10を加える計算を実行せよ」 ということである。 4)繰返し文 ( w h i l e 文) w h i l e ( c < 100 ) { c = c + 10 } これは、w h i l e ( )の中の条件式が正しいとき、{ }の中を繰り返し実行せよ という記述である。 上の場合、 「c が100より小さい間は、c に10を加える計算を実行しつづけよ」 ということである。 以上だ。 数字を取り扱うプログラムは、全て、この4つの文の集まりである。 そしてプログラムの実行とは、プログラマーが書いた4つの文を 順番に実行しているだけである。 |
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